よく分かってなかった『オッカムの剃刀』
最近毎日、数ページずつ読んでいる本。
この中に出てきた「オッカムのウィリアム」。
「オッカムの剃刀」の人です。
何かで読んだか聞いたかで、「単純なことが実は正しい」みたいなざっくりした理解でいたのですが、この本でもう少し知ることができました。
プラトンの普遍的形相=イデアを否定した唯名論(ゆいめいろん)の1人。
「可能な限り単純な説明こそが、たいていの場合において正しい」という概念
「剃刀」とは、ありそうもない仮定を削り取り、最も正しそうな説明に到達する仮定を表したもの
出典:『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365【人物編】』、文響社
ありそうもない仮定=目に見えない普遍的存在(例:普遍的犬)
最も正しそうな説明=個々の存在(例:個々の犬)
ということらしいです。
理論化したのは他の人だそうですが、この概念をウィリアムが用いたことからこのように呼ばれるようになったそう。
ありそうもない仮定をバッサリいったウィリアム、バッサリ=剃刀、のように理解しました。
オッカムは出身村の名前だそう。
ヴィンチ村のレオナルドのあれですね。
本に関して少し。
知ってる人知らない人いろいろ出てくるのですが、おもしろいです。
どこで生まれてどんなことを成した人か、簡潔に説明されています。
画像や地図を検索しながらだとより楽しめます。
訳書だと思いますが文章も読みやすいと感じました。
日本から紫式部も登場してました。
外から見た歴史上の日本人は、というのが分かります。
3分の1辺りまで読み終えての雑感。
たいてい質素と華美でもめてて、だいたい英仏でわちゃわちゃしている。
(もう逆に、仲が良い疑惑説)
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